2017年11月28日 (火)

"VicさんのSwitch On! Orchestra感想"日本語訳

海外から日本に留学している私の馬骨仲間のVic(ビクトリア)さんが、ご自身のブログにSwitch On Orchestraの感想を書いてくださいました。とても嬉しかったので日本語に訳してみました。

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Switch On! 2017(25/11/2017)

 

120名の音楽に情熱をもった熱心な馬の骨たちが集まったら何が起こるのか?その問いの答えはSwitch On! つまり2016年夏からスタートしたアマチュアオーケストラによる一連のコンサート。その名前は平沢進のアルバム”Switch On!Lotus”に由来するものですが、そのアルバム自身、ウェンディ・カルロスのアルバム” Switch On!Bach”に由来しています。

 

その最新(そして聞くところによると、それはおそらく最後の)公演”Switch On!2017”を観にいくということ、それは私が全行程あわせて荒川から埼玉県の所沢まで約1時間半、電車の旅をしなければならなかったということを意味していました。私は公演に間に合わせようと午前1130分に家を出ましたが、それは正しい決断になりました。なぜかというと私は乗る電車を間違えたからです・・・しかしそれはまた別の話です。90分後に私は見逃すはずのないコンサートホールに到着しました。私は何かAmp Café(注:高円寺にあるイベントスペース)のようなものを予想していましたが、そうではなく、そこは本物のオーケストラホールだったのです。

 

開場までだいたい1時間ほどあったので、私は周辺を散歩して時間を過ごしてからホールの前で待っていました。ちなみに、私は以前あんなにたくさんのベンチが一箇所にあるのを東京で見たことがありません。

 

時間が経って、たくさんのファンがどんどん会場に集まってきましたが、しばらくして先日の平沢さんのライブで知り合いになったひろさんを見つけました。彼はとても親切で、私が自分ではわからなかった座席の番号を教えてくれました。まもなくコンサートホールのドアが開き、私は他のお客さんについていき私の座席を見つけました。

 

午後3時になるとすぐに指揮者と奏者たちがステージに上ってきて観客に挨拶をし、最初の曲「山頂晴れて」の演奏を始めました。私が見たところ、情熱的なプロジェクトPassion Project)という表現が、このイベントを非常によく言い表していると思われました。演奏そのものが耳に喜びをもたらしただけではなく、オーケストラメンバーは現象の花の秘密にちなんだ小さい赤い花でドレスアップし、また救済の技法のジャケットのような幅広の赤い布をかけて楽器を演奏し、またはコーラス隊で歌っていました。琴の演奏者は千年女優の千代子と同じような着物を着ていました。

 

私は普段の平沢さんのライブでは聴くことができないサウンドトラックからの曲を聴きとても幸せでした。私は、還弦主義プロジェクトのような既に交響曲のように組み立てられた楽曲が中心になっていると思っており、かれらが例えば”Timelineの東のような曲をどのように扱うのか疑問をもっていましたが、どの曲もとても聴きやすく心地よかったので、そのような私の心配はまったく不要のものとなりました。

 

特筆すべきは、アンサンブルの中に並ぶ楽器群の中に、なじみのあるヴァイオリン、シロホン、ハープ、様々な打楽器、また1台か2台のピアノのほかに、タルボギター(平沢さんのトレードマークのギター)、三味線、琴、バグパイプ、そして様々なめったに見ることのない楽器たちが並んでいたことです。シロホン(私が推測するに)奏者は追う者の間に速いテンポで演奏し続けていて、私の目はあの速い動きについていくのが精一杯でした。

 

(私が座っていた座席からは楽器の違いを見分けるのが難しく、また私はこの分野にはあまり詳しくありません。そのため、もし私が間違えていたらどうぞ教えてください)

 

ステージ衣装の他にも、平沢さんへのオマージュとして、例えば三味線奏者は、平沢さんがパラレルコザックDVDでタルボで行ったようなアクションをしていました。シェブロン(それは私が最も好きな曲のひとつだったのでその曲を聴いてとてもエキサイトしました)では、奏者たちはふたつのハンドミキサーをマイクに近づけて機械音を出していました。指揮者の方はなにかアミーガについて話をしていましたが私は聞き取ることができませんでした。

 

終盤のハイライトでは、最初の会人が虫除けスプレーの入った箱をもってステージに登場したので、指揮者はノモノスとイミュームライブの時のようにそのスプレーを使ってハエ(奏者たちがまるで自分たちを守るかのように手を動かして当ててハエの音を出していました)を殺さなければならなくなりました。それからまた別の会人が登場し、ハンドマイクのレプリカの入った箱を持ってきました。そしてその小さい箱には曲名が書かれている別々の紙が入っていました。あるひとりのお客さんが現象の花の秘密を選び、その曲がアンコールとして演奏されました。そしてコンサートは最後の曲、バンディリア旅行団で終了しました。私は帰宅した時ヘトヘトでしたが、このユニークなコンサートを観にいけたことで幸せでした。私はこれが最後のコンサートにならないことを希望します。


 残念なことに、私はこのコンサートに参加していたpenpenさんと会うことができませんでしたが、12月のゆるガジではきっと会うことができる思っています。


 家に着いてから、私のホストマザーが私にどこまで出かけていたのか尋ねました。私が彼女に話をした時、私がコンサートを観るだめにそんなに遠くまで出かけていたことに対して彼女の顔に驚きが見られました。「所沢?あなたがそんなに遠くまで旅したのなら、そのヒラサワという人は、本当にあなたの視野を広げるにちがいない!」彼女はブロークンな英語でそう言いました。


Vicさんのオリジナルの記事です↓

https://thegirlclimbingthehologram.wordpress.com/2017/11/26/switch-on-2017-25-11-2017/ 

2017年11月26日 (日)

Switch On! orchestra"平沢進楽曲コンサート"に参加して〜

20171125日(土)所沢市民文化センターミューズアークホールにて、「平沢進楽曲コンサートSwitch On! Orchestra」が開催されました。私は「上領亘モデル」スティック持参で、パーカッションパートの一員として参加してきました。今回のライブコンセプトは、「平沢進の音の中へ」。コンサートホールをAmigaに見立てて奏者ひとりひとりが音を構成する音の一粒になるというもの。果たして自分が音の一粒になれたのか?冷静に考えると赤面ものでしたが、周りの素晴らしい打楽器奏者のメンバーの方々に助けていただき、なんとか無事に終わることができました。当日の演奏会のレポートはいろいろな方が書いていますので、以下、演奏者側からの個人的な感想を書き留めておきます。

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平沢さんの曲をファン仲間で構成するオーケストラで演奏したい・・という話を聞いたのは2年ほど前のことだった。絶対に参加したいと思ったが、試奏会の日にどうしても抜けられない仕事が入り、泣く泣く断念。しかしそのあとも、主催者やスタッフの方が丁寧にメールなどで応対してくださり、晴れて今回の演奏会のメンバーとして混ぜてもらうことができた。

 

今回のコンサートの正式エントリーは今年の4月。6月に、スタッフの耳コピーと編曲による楽譜が届いた。通常パーカッションは、ティンパニ、スネアドラム、シンバル・・・と、ひとつの曲に楽器がたくさんあるので、まず楽器分担から練習が始まる。本来ならメンバーが集まって相談をするところだが、なかなか全員集まれないために調整が続き、本格的に練習に参加できたのは第9曼荼羅ライブのあとだった。それからは遅れをとりかえすべく、練習録音を聴きながら自宅でエア合奏、週末の練習にできるだけ参加しようとがんばったのだが、なぜか週末にはいつも台風!台風!・・・ご自身のライブでもいつも嵐を呼んでしまうお方の楽曲コンサートとはいえ、なぜいつもこうなの?

 

しかし雲一転、コンサート当日は晴天!2日前にゲネプロ(当日のプログラムの流れで通す)は行っていたが、本当にメンバー全員が揃ったのは当日が最初で最後だったと思う。指揮の志村健一先生の熱くキビキビしたご指導が開演直前まで続き、最後のリハーサルが終わったのは午後218分だった。・・・えっ!もう客入れ12分前なんですけど!!あるメンバーの方が「本番前に緊張するヒマがなくていいわねー」と言っていたがその通りだったかも。

 

あっという間に本番開始。ステージにのぼり、ひと呼吸し客席を見る。これが現実なのかと不思議に感じるほど夢のような空間で、この場にいられることがただただ嬉しい。そして演奏が始まった。オケのメンバーがものすごい集中力で、会場に良い演奏を届けたいとがんばっているのが伝わる。2曲目の「山頂晴れて」で、打楽器群の後ろに位置したコーラス隊の歌声に包まれて幸せな気持ちになる。その後もどんどん曲が続き、客席では前のお客さんが歌を口ずさんでいるのが見える。喜んでもらえている・・!

 

打楽器は普段からいろいろと特殊楽器を扱うことが多いが、今回は特にバラエティに富んでいた。ちょっと楽しかったのは「CHEVRON」のウィ〜〜ン・・という音を担当したこと。「あの道具はなんだったの?工具ドリル?」というお客様の感想があったが、「Grinder1」「Grinder2」というれっきとしたパートできちんと楽譜もある。その例のブツの正体は・・・ハンドミキサー!!客席から遠目では見えなかったと思うが、シルバーのかっこいい作りで、スイッチは赤と黒。←これ、ステージ衣装とマッチしているではないか。ナイス。ちなみにこのハンドミキサー、練習時は「生クリーム」という愛称で通っていたが、できあがるクリームはやっぱり豆腐クリームかな。

 

このコンサートを通して、これまでの体験とはまた違う、ヒラサワ曲との濃い付き合い方をさせてもらった感じがする。楽譜を見て「ん?この曲にこんな音があったっけ?」と思いよくよく聴いてみると、これまで聞き逃していたかすかな音が聴こえる!耳コピの方々も素晴らしいが、おかげで平沢さんの曲の奥深さに触れることができた。全曲楽しかったが、個人的に大好きな「ハルディンホテル」が演奏できたというだけで、(今年は)もう思い残すことはない。

 今回のオケは、ヒラサワ曲のみの演奏、お客さんも「コアな方々」(志村先生の言)というものだったが、さらにスペシャルだったと思うのは、構成メンバーがカオスだったことだ。馬骨オンリーではなく、プロ、セミプロの方々もいて、平沢さんの音楽の認知度、リスナー歴、ファン度も様々で、中には今回の企画で初めて平沢さんの楽曲を知った方もいらした。あるトロンボーンのメンバーの方(非骨)に聞くと、「ナーシサス次元から来た人が吹いていていちばん楽しかった」とのこと。これまでもヒラサワ曲との出会いは様々だったが、「演奏して知った。好きになった」というパターンは初めてでは。コンサート後の打ち上げでは、志村先生がGN団に入団したとの報があり馬骨みんな大喜びだったし、ドラムの方(ベルセルクのサンダーシートを手作りしてしまうほど器用な方)が、平沢さんのレーザーハープを見て自分でも作ろうか考えていると仰っていた。今回のコンサートを通して、リスナーの間で平沢さんの音楽がどのような方向に進化発展していくのか?またまた楽しみー。

 

最後に。お越しいただいたお客様、喜んで聴いてくださって本当に励みになりました。志村先生はじめ諸先生方、温かいご指導ありがとうございます。運営スタッフの皆様方、仲間内だけの自己満足で終わらずに、お客様に楽しんでいただくことをとことん考え行動する姿に感動しました。そしてパーカッションパートの皆様方、その他すいっちょんに関わった皆様、とても刺激的で楽しく愛のある時間を過ごすことができました。本当におつかれ様でした。ありがとうございました。さて、果たして第2回は・・あるのかな?!

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補足:パンフレットに掲載されていない最後のアンコール曲は「バンディリア旅行団」。バンディリアとは「Band」と「Philia」をつなげた平沢さんの造語。バンドや音楽仲間、またそれ以上に広い「集合体」における信頼・親愛を表現していると思われる。

2017年10月 8日 (日)

第9曼荼羅ライブ〜海外馬骨迎撃オフ会に参加して〜

Img_1125 今回は第9曼荼羅ライブ最終日には、実はもうひとつの楽しみがあった。海外からライブのためにやってくるファンの方を交えて「海外馬骨迎撃オフ会」を企画していただいていたのだ。実は前回のWorld Cell2015の時に「第1回海外馬骨迎撃オフ会」があり、その時も日本国内外合わせて40人〜50人ほど集まり楽しい時間を過ごした。今回も同じ方が幹事をしてくださり、今度は幹事さんによると出席人数がなんと101名!倍増している!

 

今回オフ会の海外のファンの方は、インド、インドネシア、中国、ペルー、アメリカ合衆国、イタリア、ドイツの出身の方々総勢11名。そして日本は北海道から沖縄まで全国各地、10代から50代(たぶん?)まで、年齢も性別も言葉も居住地もバラバラの善男善女善LGBTX”が、みんなワイワイ嬉しそうにヒラサワ話に熱中している姿、これこそが「高速回転しながら発光する哺乳類の骨格」の集団か? 他から見ると相当あやしい集団だったと思う。

 

乾杯(ドゥアイ)のあと、しばらく歓談したあとに海外馬骨さんたちの自己紹介タイム。ヒラサワライブにはもう二度目、三度目という方、平沢さんのために日本に移住してしまったというツワモノ(!)もいる一方で、ヒラサワライブを見るために今回初めてたった一人で来日した方もいた。そのあとに日本人のほうも何人かご挨拶。私は前回のオフ会の言い出しっぺということでご指名されたのだが、急なことできちんと皆様に感謝の言葉を述べることができなかったのが悔やまれる。国内外ふくめてとても久しぶりにお話しできた方、twitterでしかお話したことがなくてやっと始めて直接お会いできた方・・・非常に楽しくて時間があっという間。お世話になりました。

 最後に、企画、準備してくださった方へ。参加者のネームまで用意していただき本当にありがとうございました。温かく和やかで、とても素晴らしいオフ会でした!(写真は第9曼荼羅があしらわれているオフ会のネームプレート。)

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「第9曼荼羅東京公演」感想

 Img_1114_5 平沢さんのtwitterのフォロワー9万人達成記念ライブ「第9曼荼羅東京公演」が、2017105日(木)〜7日(土)に東京新木場の”STUDIO COAST”で開催されました。私は大阪、東京を通して全日参加し、「00001」から「90000」に至るまでを直に目撃することができました。なんという幸せでしょう。この余韻の中で、雑多ではありますが今回の東京公演の感想を記しておきます。

 

 今回は初日と2日目が平日開催となり、「さすがに全日は行けないかもしれない・・」と久しぶりに青ざめたが、今回ももてる力をすべて出し切って万難を排し、おかげさまで全日参加することができた。行くまでは多少キツくても、ライブに行けば100万倍になって返ってくるのがわかっているから。

 

初日の105日は、なんと仕事着のままの直行で、「来れただけ儲けもん」と思い、欲張らずに1階の後ろ下手側での参戦。それにしても今回の出囃子は本当にかっこいい。【edge9というタイトルらしいが、”edge”とは境界線を切り裂くカッターのことだろうか?【e】はなに?「会」かな?とにかく何かが始まるワクワク感が大好き。

 

大阪の時は下手側と上手側に分かれていた「会人」のSSHOTAZZが、下手側に位置。お二方のパフォーマンスが日に日にパワーアップしていくのが面白い。次に上領さんのご登場。ステージを横切る凛とした姿に、明らかに会場の空気が変わる。息をのむほど美しい!

 

そして大阪同様MANDALA-MINOをまとった平沢さん。白い。やっぱりかっこいい。オープニングは大阪の初日と同じ「サイボーグ」だった。今回のライブの選曲は「Archetype Engine」「聖馬蹄形惑星の大詐欺師」「パレード」「サイボーグ」「Aurora3」など、ドラムが映える濃い曲が多く、個人的には大好きな路線だ。

 

大阪のときと違うのは、曲の途中でドラム側の青いライトが回転し、打数を表示していたカウントモニターに「打数M増設」という文字が現れ、32小節のドラロソロが加わるということ。初めて見たときは「Mとはなに?Mandala?はたまたMagic?もしやMystery?」などと思ったが、2日目にメモリアルカードの動画がモニターに流され、「モジュール」だったことを思い出した。この動画何度も見ていたはずなのになあ。それにしても面白い。平沢さん、客を楽しませることにかけて本当に天才だ。

 

そのほか初日でちょっとびっくりしたのは、アンコール前の平沢さんのMCだった。上領さんがお色直し(物販のカットソーにお着替え)する間の場つなぎの意味もあっただろうが、「しゃべりすぎまして・・・」などとご本人がおっしゃるほど、近年のライブでこんなにたくさん滔々と(しかも楽しそうに!)平沢さんがしゃべるの見たことない。会人&上領マジックか? 

 

2日目の106日は、初日と違って「Aurora3」でのオープニング。初日よりもやや前の下手でみることができたためか、この日は平沢さんのレーザーハープさばきに目を奪われた。大阪公演の時も感じたが、ますます動きがかっこよくなっている気がする。そして、同じ曲でも演奏する日によって動きが違う。Twhz)によるとレーザーハープの構造が何やら改善されたらしいので、進化の途中なのだろうか?

 

上領さんのドラム、2日目も最高。しかしあまりの力強いプレイの連続に上領さんが倒れたらどうしよう、と見ている側としては心配になったが、2日目はメモリアルカードの動画が途中で流れ、さりげなく上領さんブレイクタイムが設けられていてちょっと安心。

 

そしてこの日最後のMCでは、なんと上領さんのことを「ワタル」と呼べというお達しが・・!そ、そんな、恐れ多いこと・・!相手は千手観音様なのに!(でも呼んだ)。

 

そしていよいよやってきた最終日の107日。ライブ中は画像のみだったTwhz)だが、前回のWorld Cell2015の時と同様、朝9時頃に「第9曼荼羅最終日うんぬん・・」とのTwhz)があった。このTwhz)により、しみじみと楽日と実感する。

 

この日は3日間のうち一番良い番数で、3列目ほどに位置することができた。大阪の初日が最前列であり、最初と最後に良い場所で観られることに感謝。会場のライトが消えていよいよ始まるという時に、観客の「おおおおおお・・・」という歓声がうねるように後ろから前になだれ混んできたのを感じた。今日は皆9万打を見届けようと気合が入っている・・! 

 

オープニングは「サイボーグ」かAurora3と思っていたのに、予想だにしない「Archetype Engine」でまず驚いた。続く「サイボーグ」「灰よ」で会場は大盛り上がりで、「このままいったら心臓がもたない・・!」と本気で思った。

 

ノリノリの「Wi-SiWi」、力強くも優雅なドラムソロからの「Siam lights」、みんな大好き「Adios」、やっぱりかっこいい「聖馬蹄形惑星の大詐欺師」などなど。「ホログラムを登る男」は要所要所にトムの音が入ってオリジナルとはまた違った魅力。そして忘れられない「トビラ島」・・・。曲をおうごとに打数が伸び、ついに8万打数を超え、今思えばアンコール前最後の曲の「Aurora3」。ギターの先につけたカメラを意識してか、平沢さんのデストロイがひときわデストロイしており、何度も回転する平沢さん。のりのりすぎて途中で歌いそびれるほどだったがこちらにしてみれば出血大サービス。しかし、打数がまだ90000には足りない!どうなる?!・・・と、そこで始まった上領さんのドラムソロに会場は大熱狂。しかも平沢さんが「もっと応援しろ」と手で煽るので失神する人が出るんじゃないかという騒ぎになる。大拍手と「ワタル」コールの中、ついに上領さんは見事なストロークとともに私たちに「90000」の数字を見せてくれた。まさしく「祈るなら今は願いは叶うと」。

平沢さんも会人さんたちも拍手、そしてそこでの「さすが元P-MODEL」という平沢さんのセリフは伝説になりそう。

 

最後のアンコール「鉄切り歌」で今回5回目の「だんだん切れ」を歌いながら「もうすぐ終わるんだなあ・・」という切なさと満足感が胸をよぎる。いつも思うことだが、今回の平沢さんが今までで最高だった。たぶんこれからもライブのたびにそう思うのではという予感がする。

 

近年平沢さんは、ほかのアーティストの方々と共演することが多くなった。そこには私たちの知りえない様々な理由があるのだろう。ひとりでPhononライブをしていた時のことを、「ひとりでやっているのでどれも図が同じになってしまう」ということを仰っていたと記憶する。(2555で荒木さんのティンパニを入れたときも、ライブの「図が同じ」にならないようにという理由もあったのかな?)それはともかく、今回のライブのように、平沢さんが上領さん、会人さんたちとの共演を楽しんでいるのを見ると、こちらまで嬉しくて幸せな気持ちになる。そしてこれもいつも思うこと。ヒラサワファンは本当に幸せ者だ。


追記 : 9万打達成直後に公開された楽曲「第9曼荼羅」が逆再生すると面白いという噂をTLで見かけた。現在のところ、自分で逆再生するワザをもっていないのでその楽しみはあとでとっておくが、この曲を聴くと9万打達成直後のホールで流れたときの光景が蘇る。平沢さんはじめ演者が姿を消し、それまでの歓声や興奮も静まり、シーンとした中で響き渡る「第9曼荼羅」。【edge9のように、「和」「アジア」の雰囲気をもち、今まで平沢さんの曲ではあまりなかった感じ(「百足らず様」を除いて)。初めて聴いたとそのときに、ふと「解放」という言葉が浮かんだ。おお・・・かっこいい・・。まやかしの威光を打ち砕くための9曼荼羅ライブ、見事達成!

 

 そのあとのアンコールが「現象の花の秘密」「鉄切り歌」という本来のキミとして生きよという曲(私の勝手な解釈だが)が続くのが素敵。このあとすぐに迫り来る10万人に、平沢さんがどのように立ち向かうのか(10曼荼羅ライブでもこちらは全然問題ないです)とても楽しみ。

2017年7月14日 (金)

「第9曼荼羅大阪公演」雑感

Img_0983 まず今回はチケットが送られてきた時点で仰天した。初日の整理番号がひとケタ台だったのだ。今回で一生分のヒラサワ運を使い果たしたのではありませんように。せめて拙いレポでも書き、この幸運の恩返しをしようと思う。

 

 そういうわけで、初日はステージに近いところに位置することができた。どれほど近かったかというと、ステージ前方を行ったり来たりするロボットカメラの画面の文字が読める程度。平沢さんの編み上げブーツのファスナーが上まできっちりと上がっている様子が見える程度。恐ろしい。

 

 それはさておき、初日の醍醐味は何が起きるか誰にも全く予想がつかないこと。ライブ開始までの1時間は、期待と緊張と興奮がないまぜになり、まるでこの世からあの世に渡るための待ち時間のよう。今回の出囃子は琴のような音色とメロディー運びが「和」テクノの感じでかっこいい。「導入のマジック」発売記念のBack Space Passで、出囃子にも「(続く曲が)すぐそれとわかる出囃子」と「わからない出囃子」があるというようなことを平沢さんは仰っていたが、今回は全くわからず、スネアドラムに続く突然の「サイボーグ」に驚くやら感動するやら。私にとって「サイボーグ」は、数あるヒラサワ曲の中でも5本指に入るほど好きな曲。しかも最高にかっこいい!(二日目もてっきり「サイボーグ」と思っていたら「オーロラ3」だったのでまたまた驚いた)。

 

 今回は、フォロワー数が9万に達した記念ライブであり、それにちなんでスネアドラムの打数が9万に達すると9万音符からなる楽曲が配信されるという。上手側のTAZZさんが演奏する電子ドラムは奏者の上部に設置してあり、かなりの存在感。ドラムのこんなセッティングの仕方、和太鼓などパーカッションのソロ演奏でしか見たことがない。TAZZさんのスタンドプレイが際立って見えるようにうまく設定されているなあと思う。一方のSSHOさんはサイレントチェロとギターと「ボタン類」(笑)の担当。しゅっと伸びた背筋と安定感のある仕事ぶりが印象的。

 おふたりは「会人」と言われる種族で、twhz)に初めて登場したのは今年の4月だった。↓

 「道中、二度も山賊に襲われたが、そのつど何処からともなく現れた会人(えじん)に救われる。今じゃ二人の会人が道の友。」(2017429日)

 

今思えば「会」(え)が仏教の法会を指す言葉であることから、この発言は「曼荼羅ライブ」の伏線、布石、ネタバレだったと思われる。これだからtwhz)は油断ならん。

 

 ところで、仕事ぶりといえば、今回のライブでは初お目見えのロボットカメラが懸命にお仕事をしていた。このロボットカメラは接続師つまり平沢さんの鍼の先生が作られたものらしい。平沢さんは首からペンダントのようなものを下げていたが、そこから赤外線が出ていてカメラがそれを感知する模様。初日はカメラの位置が低く、まるでおもちゃの機関車のように左右往復する姿がとても愛らしい。「灰よ」などの壮大な曲とかっこいいレーザーハープさばき、そして目の前を右往左往する可愛いロボットカメラ、それをじーーーっと目で追う平沢さん・・。取り合わせの妙でありました。(このカメラ、初日はいったん機能停止してしまい、あとに黒ガムテープで台に固定されて再登場。振動に弱かった?)

 

 また今回は一段とレーザーハープが素敵だった。twhz)によると、レーザーハープは以前より7cm低くなったらしい。「お顔が見えない」とのファンの声に配慮してくださったのか。

 「灰舞えーー!」での灰をあおるしぐさ、「鉄切り歌」の鉄切りはもちろん、「CODE-COSTARICA」の「螺旋状に夢を降り〜」のところで左手をくるくるさせるなど、歌詞と一体のフリがそちこちにあり、見せるレーザーハープとしてもパワーアップ。他にも見逃しているアクションがきっとたくさんあると思うので、第9曼荼羅のライブDVDを早く出して欲しい(気が早い)。

 

 特に今回の選曲は心に深く残る濃い目のものが多かったように思う。「サイボーグ」「Archetype Engine」はスネアが本当にかっこいい。「Adios」の新コーラス(罵詈罵詈〜喝采♪みたいな)も楽しかった。「Siam Lights」は意外だったが、私にとっては以前滞在したバンコクの夜景を思い出させてくれる大好きな曲だ。また私は中央を少し外してたまたま下手側にいたため、平沢さんのドまん前で「トビラ島」を聴くことができた。なんたる幸運。「Wi- SiWi」は「リスナーを外道呼ばわりする歌」なので、フォロワー数達成記念の今回のライブにも似つかわしいかも。あんなにノリノリに「襲いかかるほど愛を届けよう」などと歌われたら震え上がる。

 そして両日アンコールの「鉄切り歌」は、イントロが流れた時点で感極まった。「World cell 2015」では、最終日バッドエンディングの中でのいろいろな思いが胸にこみ上げての「だんだん切れ」だったが、今回はただひたすら幸せな「だんだん切れ」で、ついでに言うと初日は平沢さんの含み笑い?も見てしまった。「だんだん切れ」の合唱が嬉しかったのか、「まんまと乗せられて気持ち良く歌うオマエタチ」の様子を見て吹き出しそうになっていたのか、さあどっち。

 

 特設サイトを初めて見たときは、スネアのカウントという仕掛だけでこれほど盛り上がるとは思わなかった。言葉の説明がいらないシンプルなインタラのようだ。はるばる外国からライブのために来日したヒラサワファンの方もとても楽しんでいらした。二日目は最後の最後にスネアカウントが「30009」に到達し、驚きと感激で幕を閉じたのだが、外国のファンに「日本語では39はサンキューで、平沢さんがありがとうと言ったらスクリーンもサンキューで・・・!」などとコーフンしながら英語で説明したのも楽しい思い出。

 地方参戦組としては体力的には相当キツかったはずだが、ライブが終わるとまわりの景色が違って見える。ライブ後は周りの空気や時間がピチピチしていて力が湧いてくる。今回もそうだった。「30009」から始まる曼荼羅ライブ東京公演が今からとても楽しみだ。

 

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最後に。今回は久方ぶりの大阪公演ということで、関西在住のファンの方々中心に、TL上で関係のたくさんの情報をいただきました。おかげで無事会場に辿り着きました。本当にありがとうございます。


追記 :

東京公演では上領亘さんが出演することが公式にアナウンスされた。大阪ライブの時に「外国にいてもうすぐ帰国する日本人ドラマー」というコメントがあったので「も、もしや!」と期待していたが、本当に上領さんとは。あと6万弱の打数、上領さんの美しいストロークを見ることができる。楽しみ!!

 

 

2017年1月24日 (火)

「足らず講釈♯127&138」〜Rewriting of "Tarazu-Kousyaku"#127&138"

ついに百足らず様最後の講釈になりました。複雑な言い回しが少なく、リライトした箇所がこれまでで最も少なかったのではないかと思います。その中でも、平沢さんの講釈には無かった「主語」(「百足らず様は・・」「トーマス・ガレン・ヒエロニムスは・・」等)を加えた部分が何箇所かあります。日本語の言い回しとしてはくどく感じますが、翻訳した時に「主語」が変わってしまい、誰の動作なのか混乱してしまうことがあるのでは、と思ったからです。

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Rewriting

足らず講釈です。

前回の講釈からだいぶ時間が経ってしまいました。しかし、ついに、足らず数が百に達しました。今回の講釈が最終回となります。百足らず様が成されたお仕事は多岐にわたります。そのため、全てについて講釈することができないのは残念です。物理的にも不可能であり、このあたりが潮時かもしれません。

 それではさっそく講釈に入りましょう。昨年9月に寄せられた、127138の目撃報告は、関連したものであります。したがいまして、2つの報告について、一緒に講釈することにしましょう。

 では、まず、目撃報告を見てみましょう。まずは127です。

「初夏の海辺にて、主が足りていない住宅を見つけました。日の昇る時間帯になってもそこに居るはずの主がいません。そのため、百足らず様が通ったあとではないかと疑わざるを得ません。講釈をお願いいたします。」

 そして138の目撃報告です。

「石でできた電子回路なのですが、真ん中が貫通して足らず状態になっているため、うまく機能しません。これは百足らず様が通り抜けた跡なのでしょうか?」

ということであります。

 

まずここで、重要な事実をお話しする必要があります。「亀」という生物はこの世に存在しません。皆さんが「亀」と呼んでいる生物は、アカズガイの殻をまとったイグアナヤドカリです。イグアナヤドカリというと、イグアナによく似たヤドカリという印象を受けます。まるでイグアナという生物が存在するかのようです。しかしこれは間違いです。実は、イグアナという生物も存在しないという事実を併せてお伝えする必要があります。

 それはイグアナという、名称の起源に遡れば自ずと分かることです。イグアナの発祥は日本の東北地方であります。昔、東北の漁村で、あるヤドカリが発見されました。それは、他のヤドカリが見向きもしないアカズガイの死骸だけを宿にするヤドカリです。そのヤドカリは、アカズガイの空洞を見ると、その穴に一目散に向かっていく性質をもっていました。そのために、「イクアナ」と名付けられました。

 それが現地の人々に「イグアナ」と発音されることから、「イグアナ」という名称が一般化したと言われております。したがいまして、みなさんが「イグアナ」と呼んでいる生物は、まだ宿を獲得していないイグアナヤドカリです。イグアナとはその略称にすぎません。

 ここでみなさんは、「いわゆるイグアナと呼ばれる宿無しと、アカズガイの宿をまとったイグアナヤドカリでは、しっぽの長さが違うではないか。やはりイグアナはイグアナ、亀は亀だ」とご指摘されるかもしれません。そのことについて簡単に説明しておきましょう。ご覧のように、アガズガイの殻の内部には、「環状尾掛骨(かんじょうびかこつ)」、通常、「尾かけわっぱ」と呼ばれる、リング状の骨が突き出ており、イグアナヤドカリは、自分の体をアカズガイの宿に固定するために、しっぽを尾かけわっぱに巻き付けているのです。そのためイグアナヤドカリは、しっぽが短く見えるのであります。

 127の目撃報告の写真は、主が去ったのではなく、これからやって来るのを待っている状態です。それは、非常に大きなアカズガイです。背中にVIPと刻まれているので、何か重要人物と関連しているのかもしれません。イグアナヤドカリについてはのちほどまたお話しします。ここで一旦、石でできた電子回路の話に移りましょう。

 これは基礎回路として機能しているもので、専門家の間では「亀」という符丁で呼ばれています。これは専門家の間違った知識から来ています。既にみなさんは、亀はイグアナヤドカリだということを学びました。したがって正しい符丁は「イグアナヤドカリ」にならなければなりません。

 実は、この回路の中心にある欠損部にはイグアナヤドカリがはめ込まれておりました。そのために「亀」と呼ばれていました。これは基礎回路だと申し上げましたが、さらに言うならば、地球の基礎回路であります。この装置は技術の進歩と共にすさまじい勢いで縮小されてきたものです。その起源に遡れば、それは想像を絶する大きさでした。では、その第1号機をご覧ください。

 この第1号機は、まだ電気が発見される前の時代のものです。まして情報技術が存在していないため、地球を支えるにはこれほど大きな装置にならざるを得なかったのです。その後、電気の発見により、地球を支える装置は大幅に縮小されました。

 さらに次の時代には、「地球を支えるためには巨大なイグアナヤドカリは必要なく、情報としてのイグアナヤドカリで十分である」という発見に至りました。そこで、目撃報告にあるような、小さな回路に集約されたのでありました。イグアナヤドカリはこの回路の中心に置かれました。そのイグアナヤドカリを情報として巨大化する回路によって、地球を支えることに成功したのであります。

それではなぜ中心のイグアナヤドカリは消えたにも関わらず、地球が宇宙の底に転落していないのでしょうか。この点についてお話しいたしましょう。

 百足らず様は、時代や国境を越えて、活躍されております。百足らず様は、必要に応じて別の人物になりすましておられます。トーマス・ガレン・ヒエロニムスは、百足らず様がなりすました人物の一人です。トーマス・ガレン・ヒエロニムスについてお話ししましょう。トーマス・ガレン・ヒエロニムスは、自ら発明した害虫駆除の装置を使い、遠隔地の害虫を駆除することに成功しました。ある時、彼は装置の電源を入れ忘れたまま、操作していました。しかし、それにも関わらず、遠隔地の害虫が駆除されているという事件が起こりました。

 この事件をきっかけに、彼は次々と装置から部品を外してゆきました。最終的には、彼は紙に描かれた回路だけで、同じ効果が得られるという結論に達しました。その後、「多くの人が、紙に描かれたヒエロニムスの回路図で害虫を駆除した」というエピソードがあります。これがその「ヒエロニムスの回路」です。

 さて、ある日、百足らず様は、石でできた電子回路の前を通りかかりました。そして百足らず様は、その中心に拘束されているイグアナヤドカリを不憫に思って解放してやりました。そして百足らず様は懐から紙を取り出しました。百足らず様はそこに地球を支える基礎回路をお描きになり、ふたたび懐に入れました。つまり、百足らず様は、地球の基礎回路をヒエロニムスの回路化して、それを懐の中にしまったのです。-

 百足らず様はイグアナヤドカリを解放した後、地球の基礎回路を紙にお描きになっていました。その数分間の間、基礎回路は完全に停止していた状態でした。しかし、それにも係らず、その数分間の間に、地球は宇宙の底に転落しませんでした。それはなぜでしょう?その答えは古い予言書の中にありました。

 さて、皆さんに憂慮すべき問題についてお話ししなければなりません。実は、百足らず様は、石でできた電子回路から、イグアナヤドカリを解放した後、行方不明なのです。ユーロでのお仕事を終え、イグアナヤドカリを解放した後の消息がつかめないのです。百足らず様はどこに行ったのでしょうか。

 ♪♪〜

あり得るなあ...


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今回参考にさせていただいたサイトです。

http://hirasawaslyrics.edoblog.net/hyaku-tarazu-sama/足らず講釈127-%20138

またこれまでのヒラサワファンによる多言語翻訳はこちらで見ることができます。まとめありがとうございます。

https://togetter.com/li/1037305

 

 

2016年11月19日 (土)

景観する循環カフェ(11/1夜の部)〜忘備録〜(2)


(循環カフェ忘備録のつづき↓)

Img_0757

いよいよライブ。同じ平沢さんでもトークの時とはやはり違うと感じる。仕事をなさる平沢さんはどこか硬質な平沢さん。

 

ライブでは、たとえようもなく美しい「ロタティオン」循環バージョン、そして「電光浴」をうっとりと聴き惚れている時に、「あれ?歌詞が変わっている?・・・あ、Twhz)のあれだ!」とやっと気づく。

 

そして、トーク時に「あとで歌いますけれども・・」と自ら華麗にセットリストネタバレを披露なさっていたCHEVRONでは、会場の声を重ねての演奏だった。「前日は曲に入ってから録音したので会場の声が小さくなった。今日は事前に録音しておきます」ということで、さっそく平沢先生のご指導が。平「はいっ」我々「ふぅ〜!」

CHEVRONの演奏で流れた私たちの声は、なぜか実際より音楽的に綺麗に響き、「私たちの声」→「平沢さんの歌」のかけあい(?)が嬉しい。

 

そのあとは、馬の骨桃源郷流しそうめんタイム(→訳:平沢さんご自慢のギターのピックをファンにおみやげとしてくださった。雨樋を再構築した流しそうめん的装置を用いて)。ピックを次々と流す平沢さんを見ていてなにか既視感があった。ピックを雨樋に流す人なんて今まで見たことがあるはずない・・・。しかしすぐにピンときた。平沢さんの挙措はレーザーハープのさばき方とそっくりだった(イメージの上で)。ちょっと体をななめにしつつ、ひょいひょいと流す指もまた綺麗。私にもうすこし絵心があったら再現できるのに。

 無事おひらきのあと、会場の外で言葉を失ったファンたち(自分含む)がフワフワしていたのもまた良い思い出。

平沢さん、ケイオスユニオンのスタッフの皆様、スターパインズカフェのスタッフの皆様、お世話になりました。平沢さんのファンで本当に良かった。

 

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追記:「電光浴」に関する平沢さんのTwhz)です。↓

 

「まことにけしからんことでありますが、マスタリングも終わっているのに「電光浴」をいじってしまいました。」

 

「これで、アレンジまったく違う。歌詞、メロディー微妙に違う。ギターソロが入っている、となり「電光浴-3」といたします。まことに、けしからんのであります。」

 

「旧電光浴では、「電光」はあるがままに淡々と発光しておりましたが、「電光浴-3」では、歌詞中の「キミ」と歌われる対象と「電光」の暗黙の絆が暗示されます。」

     (2016年9月15日 tweetより)

 

景観する循環カフェ(11/1夜の部)〜忘備録〜(1)

GNファンクラブイベント「景観する循環カフェ」もめでたく終了し、ネタバレを気にせずコメントできるようになったので、心に浮かぶあれこれを書き留めておきたいと思います。レポートというよりも個人的な忘備録的なものです。

 

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最初にイベントの概要が出た瞬間、日程がド平日で青ざめたものの、職場のスケジュールを引っ張り出し「なんとかなる」と呪文を唱え、えいやっ!と申し込んだ。しかも地方在住なので、大変といえば大変だ。でも仕事を気にしてヒラサワイベントに行かなければ、何のための人生なのかわからない(個人的な感想です)。

 

幸いなことに第一志望の日程で参加できることになったので、前日までに仕事をなぎ倒し新幹線に飛び乗って東京に向かった。ライブまではヒラサワファンの方々と久しぶりに再会し、楽しく時間を過ごすことができた。みんんさいつも本当にいつもありがとうございます。

 

メカノにも行くことができて、店長さんの「今夜私も行きますよ」の言葉に歓喜。メカノ「平沢棚」の前でお会いしたファンの方(初対面・循環カフェ参加済み)に「何か心の準備が必要でしょうか」と尋ねると、「どっちみち死ぬので無心でいくべし」とのアドバイスをいただく(笑)。

 

噂通りの整然とした列に並び、いよいよ入場。120番台だったがところどころ座席が空いていて、1階の真ん中より後ろ側の、程よく平沢さんが見える位置に座ることができた。最前列も羨ましいが私には致死量なので、これくらいの場所でちょうどよかったと思う。

 

ミラーボールが美しいこぢんまりとしたホール。いつものライブより明るく、メモもとれそう。でもきっとトーク中はメモを取る余裕がないだろうなあ、でも忘れるのももったいないなあ・・。メモ帳を鞄から出したりしまったり出したりしまったりしているうちに時間となる。

 

ひらのんさんの「お集まりいただきありがとうございます。平日でごめんなさい」のアナウンスがあり、いよいよ平沢さんの登場。百足らず様の動画よりも前髪がすっきりとして黒服ももちろんお似合いで、無駄のないいでたち。直前にTwhz)にアップされた金石巨石群の時のお姿そのままだった。

 

質問タイムがあると聞いていたので、「こんなチャンスはこの先そうそうあるまい、なけなしの勇気をふりしぼって挙手しようか」とドキドキしていたのだが、挙手タイムになる前に事前投稿の質問を複数読んでいただき、「今日は挙手せずとも良し」の声が胸の奥で聞こえた。

 

質問タイムでは、どの質問に対しても丁寧にわかりやすくお答えくださった。そしてあろうことか時折笑顔までもが。「良い鍼灸医とは」の質問をした方が、平沢さんの回答に「ごもっともです」と返したのに対して、「ごもっともですか(笑)」と前のめりになりつつ笑ったのを150人が目撃した!

 

                    (→ライブに続く)

景観する循環カフェ(11/1夜の部)〜質問コーナー〜(アーシング)

これは、スピリチュアル系の話でもなく、カルト系の話でもなく。トンデモ系の話でもなく、単純に電気の話です。

(2016年2月18日のTweetより)

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土にアースを通し、人体に帯電した電気を逃しノーマルな状態に戻すというアーシング。今年2月のこの一連のtweetを見逃した方には、もしかしたら馴染みがなかったかも?今回はこのアーシングについての質問にも答えていただいた。私の質問(ノーカット版)は以下のとおり。

 

以前、Twhz)でお聞きしたアーシングのお話に興味があります。

自然の中にいると元気になることは私も日頃から体験的に感じています。

平沢さんは今も裸足で土の上を歩いていらっしゃるのでしょうか。

また、そのことによって何か心身に変化は感じますか。

(↑だから、文章が長いよ

 

今回のトークでは、ご自宅のアーシングの様子や体の変化について詳細に説明していただいた(前の記事参考)。特にハッとしたのは、「ノーマルな状態をできるだけ長く保ちたい」という平沢さんの言葉である。平沢さんがたびたび引き合いに出すヒポクラテスの「百人の名医」は、人間が本来もつ自然治癒力のことかと思うが、のちの「ホメオスタシス(恒常性)」につながるらしい。

 日々の生活で負荷をかけ続けている心や体を、本来の状態に戻すこと。そのことにより、その人がもって生まれた力を発揮することができる。そう考えて、平沢さんの驚異的な仕事ぶりに改めて深く納得する。

 

(おまけ: 実は質問の最初に「ごきげんよう」と付しておいたおかげで、平沢さんが「ごきげんよう!」と答えてくださったのが、最高に嬉しかった!)

2016年11月 5日 (土)

景観する循環カフェ(11/1夜の部)〜質問コーナー〜(カラオケVerについて)

景観する循環カフェの111日夜の部で、平沢曲のカラオケバージョンの質問に答えていただきました。平沢さんの回答をお聞きし腑に落ちたことがあったので、メモ程度に書き留めておきます。 

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今回、音楽に関する質問を二つ投稿した。一つめはこのブログでも以前書いた「オケ→メロディー」という楽曲を作る順序に関するものであった。もうひとつは、カラオケバージョンについて。省略なしの元の質問は以下の通りである。

 

 Q「アルバム「Ash Crow」楽しく拝聴しています。

これまでも感じていたのですが、平沢さんのカラオケ版の曲は

声入りのものと違って聞こえます。単なる「声なし」と

いうよりも、カラオケ自体がひとつの曲として完結しているように

響き、カラオケとして歌う前に曲として聞き惚れてしまいます。

そこで質問ですが、カラオケ版には声有りの楽曲とは違う何かの技が

施されているのでしょうか。」

(↑今見ると、文章長すぎるよ、わかりにくいよ・・・みんんさごめんなさい・・・)。

 

これまでもそうだったが、とりわけ「Ash Crow」の収載曲のカラオケバージョンが素晴らしく、私は歌うより前にいつも聞き惚れてしまう。声入りのものよりも打楽器や弦楽器の音が立体的に聞こえたので、もしや声入りと違う処理がされているのかと思ったのだ。

その回答は先に挙げた通り。「オケ→メロディー」という順番で作ることにより、そのオケがしっかりしたものでないと納得がいかないということ。であれば、カラオケができあがった段階ですでに完成形であることに不思議はない。平沢さんご自身は「作りすぎ」「エラい先生が聞いたらばかみたい」と仰っていたが、そういう「ばかみたいに」大げさなオケはヒラサワ曲の魅力と感じる。

ファンのレポによると、10月31日昼の部でもオーケストラについての質問があったそうだ(※)。その時の回答では、「灰よ」は「ハープ8人、ティンパニ16人必要」とのこと。通常、奏者1人が扱うティンパニは、4台から多くて5台ほど。「16台のティンパニ」という意味ならば、奏者4人がステージに上がっている計算になる。これが本当に「奏者16人×4台〜5台」という意味だったらますますとんでもないことに。16人のティンパニ奏者がステージに鎮座するコンサートを見たことがある人はいますか?


 

ヒラサワ曲は何百回聞いても、「え?こんな音入っていたんだっけ」という発見がある。カラオケバージョンがただの「声抜きカラオケ」にならず、新しい楽しみがあるのもヒラサワ曲だから。「秘密のない音楽は退屈」。これからも「ばかみたい」な曲を期待しています。

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(※)「オーケストラ」の質問の回答が収載されているファンレポのまとめはこちら。

togetter 平沢進 GREEN NERVE会員限定イベント「景観する循環カフェ」-2016/10/31(月)14:00/19:00

http://togetter.com/li/1042750


 

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