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2017年7月

2017年7月14日 (金)

「第9曼荼羅大阪公演」雑感

Img_0983 まず今回はチケットが送られてきた時点で仰天した。初日の整理番号がひとケタ台だったのだ。今回で一生分のヒラサワ運を使い果たしたのではありませんように。せめて拙いレポでも書き、この幸運の恩返しをしようと思う。

 

 そういうわけで、初日はステージに近いところに位置することができた。どれほど近かったかというと、ステージ前方を行ったり来たりするロボットカメラの画面の文字が読める程度。平沢さんの編み上げブーツのファスナーが上まできっちりと上がっている様子が見える程度。恐ろしい。

 

 それはさておき、初日の醍醐味は何が起きるか誰にも全く予想がつかないこと。ライブ開始までの1時間は、期待と緊張と興奮がないまぜになり、まるでこの世からあの世に渡るための待ち時間のよう。今回の出囃子は琴のような音色とメロディー運びが「和」テクノの感じでかっこいい。「導入のマジック」発売記念のBack Space Passで、出囃子にも「(続く曲が)すぐそれとわかる出囃子」と「わからない出囃子」があるというようなことを平沢さんは仰っていたが、今回は全くわからず、スネアドラムに続く突然の「サイボーグ」に驚くやら感動するやら。私にとって「サイボーグ」は、数あるヒラサワ曲の中でも5本指に入るほど好きな曲。しかも最高にかっこいい!(二日目もてっきり「サイボーグ」と思っていたら「オーロラ3」だったのでまたまた驚いた)。

 

 今回は、フォロワー数が9万に達した記念ライブであり、それにちなんでスネアドラムの打数が9万に達すると9万音符からなる楽曲が配信されるという。上手側のTAZZさんが演奏する電子ドラムは奏者の上部に設置してあり、かなりの存在感。ドラムのこんなセッティングの仕方、和太鼓などパーカッションのソロ演奏でしか見たことがない。TAZZさんのスタンドプレイが際立って見えるようにうまく設定されているなあと思う。一方のSSHOさんはサイレントチェロとギターと「ボタン類」(笑)の担当。しゅっと伸びた背筋と安定感のある仕事ぶりが印象的。

 おふたりは「会人」と言われる種族で、twhz)に初めて登場したのは今年の4月だった。↓

 「道中、二度も山賊に襲われたが、そのつど何処からともなく現れた会人(えじん)に救われる。今じゃ二人の会人が道の友。」(2017429日)

 

今思えば「会」(え)が仏教の法会を指す言葉であることから、この発言は「曼荼羅ライブ」の伏線、布石、ネタバレだったと思われる。これだからtwhz)は油断ならん。

 

 ところで、仕事ぶりといえば、今回のライブでは初お目見えのロボットカメラが懸命にお仕事をしていた。このロボットカメラは接続師つまり平沢さんの鍼の先生が作られたものらしい。平沢さんは首からペンダントのようなものを下げていたが、そこから赤外線が出ていてカメラがそれを感知する模様。初日はカメラの位置が低く、まるでおもちゃの機関車のように左右往復する姿がとても愛らしい。「灰よ」などの壮大な曲とかっこいいレーザーハープさばき、そして目の前を右往左往する可愛いロボットカメラ、それをじーーーっと目で追う平沢さん・・。取り合わせの妙でありました。(このカメラ、初日はいったん機能停止してしまい、あとに黒ガムテープで台に固定されて再登場。振動に弱かった?)

 

 また今回は一段とレーザーハープが素敵だった。twhz)によると、レーザーハープは以前より7cm低くなったらしい。「お顔が見えない」とのファンの声に配慮してくださったのか。

 「灰舞えーー!」での灰をあおるしぐさ、「鉄切り歌」の鉄切りはもちろん、「CODE-COSTARICA」の「螺旋状に夢を降り〜」のところで左手をくるくるさせるなど、歌詞と一体のフリがそちこちにあり、見せるレーザーハープとしてもパワーアップ。他にも見逃しているアクションがきっとたくさんあると思うので、第9曼荼羅のライブDVDを早く出して欲しい(気が早い)。

 

 特に今回の選曲は心に深く残る濃い目のものが多かったように思う。「サイボーグ」「Archetype Engine」はスネアが本当にかっこいい。「Adios」の新コーラス(罵詈罵詈〜喝采♪みたいな)も楽しかった。「Siam Lights」は意外だったが、私にとっては以前滞在したバンコクの夜景を思い出させてくれる大好きな曲だ。また私は中央を少し外してたまたま下手側にいたため、平沢さんのドまん前で「トビラ島」を聴くことができた。なんたる幸運。「Wi- SiWi」は「リスナーを外道呼ばわりする歌」なので、フォロワー数達成記念の今回のライブにも似つかわしいかも。あんなにノリノリに「襲いかかるほど愛を届けよう」などと歌われたら震え上がる。

 そして両日アンコールの「鉄切り歌」は、イントロが流れた時点で感極まった。「World cell 2015」では、最終日バッドエンディングの中でのいろいろな思いが胸にこみ上げての「だんだん切れ」だったが、今回はただひたすら幸せな「だんだん切れ」で、ついでに言うと初日は平沢さんの含み笑い?も見てしまった。「だんだん切れ」の合唱が嬉しかったのか、「まんまと乗せられて気持ち良く歌うオマエタチ」の様子を見て吹き出しそうになっていたのか、さあどっち。

 

 特設サイトを初めて見たときは、スネアのカウントという仕掛だけでこれほど盛り上がるとは思わなかった。言葉の説明がいらないシンプルなインタラのようだ。はるばる外国からライブのために来日したヒラサワファンの方もとても楽しんでいらした。二日目は最後の最後にスネアカウントが「30009」に到達し、驚きと感激で幕を閉じたのだが、外国のファンに「日本語では39はサンキューで、平沢さんがありがとうと言ったらスクリーンもサンキューで・・・!」などとコーフンしながら英語で説明したのも楽しい思い出。

 地方参戦組としては体力的には相当キツかったはずだが、ライブが終わるとまわりの景色が違って見える。ライブ後は周りの空気や時間がピチピチしていて力が湧いてくる。今回もそうだった。「30009」から始まる曼荼羅ライブ東京公演が今からとても楽しみだ。

 

Img_0978

最後に。今回は久方ぶりの大阪公演ということで、関西在住のファンの方々中心に、TL上で関係のたくさんの情報をいただきました。おかげで無事会場に辿り着きました。本当にありがとうございます。


追記 :

東京公演では上領亘さんが出演することが公式にアナウンスされた。大阪ライブの時に「外国にいてもうすぐ帰国する日本人ドラマー」というコメントがあったので「も、もしや!」と期待していたが、本当に上領さんとは。あと6万弱の打数、上領さんの美しいストロークを見ることができる。楽しみ!!

 

 

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