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2017年11月26日 (日)

Switch On! orchestra"平沢進楽曲コンサート"に参加して〜

20171125日(土)所沢市民文化センターミューズアークホールにて、「平沢進楽曲コンサートSwitch On! Orchestra」が開催されました。私は「上領亘モデル」スティック持参で、パーカッションパートの一員として参加してきました。今回のライブコンセプトは、「平沢進の音の中へ」。コンサートホールをAmigaに見立てて奏者ひとりひとりが音を構成する音の一粒になるというもの。果たして自分が音の一粒になれたのか?冷静に考えると赤面ものでしたが、周りの素晴らしい打楽器奏者のメンバーの方々に助けていただき、なんとか無事に終わることができました。当日の演奏会のレポートはいろいろな方が書いていますので、以下、演奏者側からの個人的な感想を書き留めておきます。

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平沢さんの曲をファン仲間で構成するオーケストラで演奏したい・・という話を聞いたのは2年ほど前のことだった。絶対に参加したいと思ったが、試奏会の日にどうしても抜けられない仕事が入り、泣く泣く断念。しかしそのあとも、主催者やスタッフの方が丁寧にメールなどで応対してくださり、晴れて今回の演奏会のメンバーとして混ぜてもらうことができた。

 

今回のコンサートの正式エントリーは今年の4月。6月に、スタッフの耳コピーと編曲による楽譜が届いた。通常パーカッションは、ティンパニ、スネアドラム、シンバル・・・と、ひとつの曲に楽器がたくさんあるので、まず楽器分担から練習が始まる。本来ならメンバーが集まって相談をするところだが、なかなか全員集まれないために調整が続き、本格的に練習に参加できたのは第9曼荼羅ライブのあとだった。それからは遅れをとりかえすべく、練習録音を聴きながら自宅でエア合奏、週末の練習にできるだけ参加しようとがんばったのだが、なぜか週末にはいつも台風!台風!・・・ご自身のライブでもいつも嵐を呼んでしまうお方の楽曲コンサートとはいえ、なぜいつもこうなの?

 

しかし雲一転、コンサート当日は晴天!2日前にゲネプロ(当日のプログラムの流れで通す)は行っていたが、本当にメンバー全員が揃ったのは当日が最初で最後だったと思う。指揮の志村健一先生の熱くキビキビしたご指導が開演直前まで続き、最後のリハーサルが終わったのは午後218分だった。・・・えっ!もう客入れ12分前なんですけど!!あるメンバーの方が「本番前に緊張するヒマがなくていいわねー」と言っていたがその通りだったかも。

 

あっという間に本番開始。ステージにのぼり、ひと呼吸し客席を見る。これが現実なのかと不思議に感じるほど夢のような空間で、この場にいられることがただただ嬉しい。そして演奏が始まった。オケのメンバーがものすごい集中力で、会場に良い演奏を届けたいとがんばっているのが伝わる。2曲目の「山頂晴れて」で、打楽器群の後ろに位置したコーラス隊の歌声に包まれて幸せな気持ちになる。その後もどんどん曲が続き、客席では前のお客さんが歌を口ずさんでいるのが見える。喜んでもらえている・・!

 

打楽器は普段からいろいろと特殊楽器を扱うことが多いが、今回は特にバラエティに富んでいた。ちょっと楽しかったのは「CHEVRON」のウィ〜〜ン・・という音を担当したこと。「あの道具はなんだったの?工具ドリル?」というお客様の感想があったが、「Grinder1」「Grinder2」というれっきとしたパートできちんと楽譜もある。その例のブツの正体は・・・ハンドミキサー!!客席から遠目では見えなかったと思うが、シルバーのかっこいい作りで、スイッチは赤と黒。←これ、ステージ衣装とマッチしているではないか。ナイス。ちなみにこのハンドミキサー、練習時は「生クリーム」という愛称で通っていたが、できあがるクリームはやっぱり豆腐クリームかな。

 

このコンサートを通して、これまでの体験とはまた違う、ヒラサワ曲との濃い付き合い方をさせてもらった感じがする。楽譜を見て「ん?この曲にこんな音があったっけ?」と思いよくよく聴いてみると、これまで聞き逃していたかすかな音が聴こえる!耳コピの方々も素晴らしいが、おかげで平沢さんの曲の奥深さに触れることができた。全曲楽しかったが、個人的に大好きな「ハルディンホテル」が演奏できたというだけで、(今年は)もう思い残すことはない。

 今回のオケは、ヒラサワ曲のみの演奏、お客さんも「コアな方々」(志村先生の言)というものだったが、さらにスペシャルだったと思うのは、構成メンバーがカオスだったことだ。馬骨オンリーではなく、プロ、セミプロの方々もいて、平沢さんの音楽の認知度、リスナー歴、ファン度も様々で、中には今回の企画で初めて平沢さんの楽曲を知った方もいらした。あるトロンボーンのメンバーの方(非骨)に聞くと、「ナーシサス次元から来た人が吹いていていちばん楽しかった」とのこと。これまでもヒラサワ曲との出会いは様々だったが、「演奏して知った。好きになった」というパターンは初めてでは。コンサート後の打ち上げでは、志村先生がGN団に入団したとの報があり馬骨みんな大喜びだったし、ドラムの方(ベルセルクのサンダーシートを手作りしてしまうほど器用な方)が、平沢さんのレーザーハープを見て自分でも作ろうか考えていると仰っていた。今回のコンサートを通して、リスナーの間で平沢さんの音楽がどのような方向に進化発展していくのか?またまた楽しみー。

 

最後に。お越しいただいたお客様、喜んで聴いてくださって本当に励みになりました。志村先生はじめ諸先生方、温かいご指導ありがとうございます。運営スタッフの皆様方、仲間内だけの自己満足で終わらずに、お客様に楽しんでいただくことをとことん考え行動する姿に感動しました。そしてパーカッションパートの皆様方、その他すいっちょんに関わった皆様、とても刺激的で楽しく愛のある時間を過ごすことができました。本当におつかれ様でした。ありがとうございました。さて、果たして第2回は・・あるのかな?!

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補足:パンフレットに掲載されていない最後のアンコール曲は「バンディリア旅行団」。バンディリアとは「Band」と「Philia」をつなげた平沢さんの造語。バンドや音楽仲間、またそれ以上に広い「集合体」における信頼・親愛を表現していると思われる。

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