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2018年8月 5日 (日)

核P-MODEL『回=回』〜アルバムダイジェスト公開雑感〜

待ちに待った核P-MODEL3枚目のアルバム『回=回』のダイジェストが公開された。それにしても『回=回』とはなんだろう?

新譜発売はもうすこし先だが、今見られるデータと平沢さんの過去の言動(と言ってもほとんどtwhz))などからその意味をマジメに考えてみる。

 

『回=回』の「=」がイコールという意味ならば、左右の回は違うものと考えるのが普通だろう。いったい「回」とは何?

 

公開された「遮眼大師」の視聴ムービー画像をみると、人間と脳がイコールでつながれているような構図が見て取れる。これ、ヒント?

twhz)では人間の身体について言及されることがある。平沢さんがしばしば話題にあげる「腸」は「第二の脳」とよくいわれるが、「脳」のほかにも「皮膚」も自ら「考え」ているとのこと。以下は、「現在読まれている本は?」というフォロワーの質問に、平沢さんが『皮膚は考える』(※)をあげたその時のコメント。

 

   人体には「脳」「腸」「皮膚」と、3つの「考え指令を出す機関」が

  あるということになります。

  脳だけ依怙贔屓されてきた時代の終わり。 (2017.1.8twhz)より)

 

私はこのあと早速『皮膚は考える』を買って読んでみたが、「皮膚」には脳神経系のように「自ら」考え、全身の免疫をもつかさどっている働き者らしい。その鍵を握っているのが皮膚の細胞。つまり細胞は脳である・・・。

 

などということを思い出し、もしかしたら片方の「回」は人間の身体の「細胞(核)」で、もう片方は「脳」だったりして。さてどうでしょう。

 

次に連想されるのは、たぶんいろいろなファンが指摘しているだろうが、

「回」と仏教的な世界観とのつながりである。平沢さんはとかく「回す」「回る」ものと縁が深い。世界タービン、World Cell、賢者のプロペラ、循環カフェ、CHEVRON…(あ、そういえばCHEVRONは細胞のたんぱく質合成の歌かと想像している)。直近では第9曼荼羅での曼荼羅(「円」)的世界観が記憶に新しい。新譜には「回向」を連想させる「ECHO-233」がある(233とはなんだ?)。(さらにP-MODELへの「回」も意味していたら嬉しいが)。

 

一方で「回」には「帰る」という意味もある。考え過ぎかもしれないが、「本来の自分」(「全き人格」)への回帰(回復)、も連想される。また「回」は「入れ子」のような形にも見える。そして、今敏監督の「OPUS」は、入れ子構造の作品である。常人の想像力では及ばないとは重々承知しているが、シンプルで謎めく記号に我々ファンの想像は膨らむばかり。さてさて、これからの新譜発売とライブですこしは見えてくるのか?

 

『皮膚は考える』(傳田光洋)岩波科学ライブラリー1122005

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